光 希望 優しさ 愛

新時代に必要なものは優しさや愛 皆さんにそれを伝えていければと思っています。

アストラル体

 今回は今の人類にとってもっとも強い影響力を発揮しているアストラル体について簡単に説明したいと思います。

 

 アストラル体は別名、感覚体、感情体、欲望体と呼ばれ、人間に感覚や感情、欲望をもたらします。

 この体はアトランティス人種の時代に発達し、完成しました。

   アトランティス人種の目標がアストラル体の完成。イニシエートにとっては感覚や感情、欲望の統御でした。

 

 アストラルとは「星のような」という意味があり、由来は中世のアルケミスト錬金術師)から来ています。

 言葉の象徴する通り、アストラル体は星と大きく関わりを持ち、天の星々のエネルギーやフォースを受容する体でもあります。影響を受ける星は可視の太陽系の惑星と、不可視で未発見の秘教惑星も含まれます。

 これらの星の影響の比重、割合は人それぞれの生まれた時間により決まり、それによってその人なりの個性や性格が色付けられます。そこに過去生からの傾向やカルマ、親からの遺伝なども加わります。

 

 アストロロジー、すなわち占星術は勿論天空からくる星々のエネルギーやフォースの分析ですが、アストラル体の分析とも言えるわけです。

 

 肉眼では不可視のアストラル体は、肉体を覆うようにかぶさり、さらに肉体より30センチ前後はみ出て雲のようにのびています。オーラが見えるという人は多分、一番見やすいアストラル体とそのオーラを見ているのだと思います。

 

 アストラル体は人によって非常に個人差があり、霊的に進化発達している人ほどアストラルオーラは大きく、清浄で神聖な美しい色彩の光を発しています。言い伝えでは仏陀のオーラは半径5キロにまでおよんでいたそうです。

 

 逆に霊的に発達していない未開人や野蛮人、色欲や貪欲、利己主義者のような下衆で動物的性質の強い人のアストラル体はドス黒くくすんでいて透明感は全くなく、色彩は毒々しい血のような赤や褐灰色、緑灰色、灰色となります。

 

 アストラル界は全部で七界の亜層に分かれていて、第七亜層が最も物質界に近く、粗い粒子と波動でできていて、第一亜層はより精妙な粒子と波動でできてきます。

 

 最下層である第七亜層には人間の最も低い感情である怒り、憎しみ、貪欲、色欲、物欲などの唾棄すべきマイナスの感情のフォースが渦巻いており、生前、物欲、色欲が強くて成仏できなかった低級霊や幽鬼達がとぐろを巻いています。そして、物欲や色欲の強い人間たちが作り出したマイナスの想念形態が渦巻いており、同じような考えを持つ低俗で下衆な人間を見つけては憑依し、その欲望のはけ口にしています。

 凶悪な猟奇殺人などの背後には必ずこれらの狂霊達の存在があります。同地域に同じような事件が多発するのも偶然ではなく、これらの狂霊達が関わっているのです。

 

 この第七亜層には人間の想念が作り出したありとあらゆる地獄があり、世界中の宗教が作り出した地獄もこの亜層にすべて存在します。

 私はこの界層を見て、実際に経験したこともありますが、まさにこの世の地獄、人間界のありとあらゆる邪悪なものが凝縮されたパンドラの箱のような世界でした。普通の人が体験したら発狂して正気を保てないレベルの邪悪な世界です。

 

 そういえばこのアストラル界層にはロードオブダークフェイスとその一派、黒魔術師とその弟子たちが存在していて、「我が軍門に下れば物質的に豊かな生活をおくらせてやろう。地位も名誉も思いのままだ」とか、さんざん誘惑してきて、ことある毎に全部断ってたら魔界で第一級犯罪者扱いされて指名手配され、ことある毎に魔界の存在に攻撃されて、あげく、ブラックマスターに呪術で呪いまでかけられる始末でした。私の周りを古代文字と魔法陣が取り囲み、ブラックマスターが呪文を詠唱してて、あの時は本当にもうだめかと思いましたね~。漫画みたいな話ですが実話です。

 

 上層に行けば行くほど物質性は希薄となり、マイナスの感情や存在はいなくなり、より高尚な愛や優しさ、喜びの世界となっていきます。

 

 上位第一亜層まで意識を高めることができれば魂であるコーザル体とコンタクト、コネクトできるようになりますので、ここまで意識や感情を高められた人は自然と魂の記録である過去生の記憶もよみがえってきます。

 

 アストラル界には自然霊、エレメンタル達が存在しています。錬金術やファンタジーで有名なシルフ(風の精霊)、サラマンダー(火の精霊)、ノーム(地の精霊)、ウィンディーネ(水の精霊)達です。

 またアストラル界には人類の進化系とは道を異にするデーヴァ天使界が存在します。

 その中でも最高位のデーヴァは四体存在し、東西南北をそれぞれ守護し、エレメンタル達の長にして統括者の役割を担っています。彼らはデーヴァラージャと呼ばれ、アストラル界ではなく、さらに上の界層に存在しています。

 

 キリスト教では四大天使、ミカエル、ラファエル、ガブリエル、ウリエル

 仏教では仏法守護者の四天王、持国天増長天広目天多聞天

 ヒンドゥー教では下記になります。

 

名称  方位  エレメンタルの集団  色

リタラーシュトラ Dhritarashta  東  ガンダルヴァ Gandharvas  

ヴィルードハカ Virudhaka  南  クンブハンダ Kumbhandas  

ヴィルーパクシャ Virudpaksha  西  ナーガ Nagas  

ヴァイシュラーヴアナ Vaishravana  北  ヤクシャ Yaksha  

 

デーヴァを低い方から三つに分けると下記になります。

カーマデーヴァ(最低の体はアストラル体

ルーパデーヴァ(最低の体は下位メンタル体)

アルーパデーヴァ(最低の体は上位メンタル体、コーザル体)

 

 さらにこの上に四つのクラスのデーヴァが存在し、デーヴァ王国の上と先には惑星大霊の大群がおられます。

 

 アストラル界は動物達も使っている意識領域になります。

 動物達に単純な感情があるのはアストラル体を持ち、アストラル界の意識を使っているからです。ただし、せいぜい使えて七層ある界の中間層までになります。

 

 上記のようにアストラル体は感覚や感情、欲望を司る体ですので、霊的な進化と向上を目指す場合は感情や欲望といったアストラルフォースの統御とコントロールが必要になってくるのです。

 しかも厄介なことに上記に挙げたアストラルエレメンタルや低級霊、狂霊が波長の合う意識レベルの低い人間に憑依して自分たちの欲望のはけ口にしようと虎視眈々と狙っています。

 インドの聖典バガヴァッド・ギーターはアストラル界の戦いを象徴しているのですが、まさにアストラル界はギータの舞台であるクルクシェートラの戦場なのです。

 クリシュナが我々の魂、高我をあらわし、アルジュナが人間界で迷う低我をあらわしているのです。

 

 高我であるクリシュナの忠告に従おうとして心が折れて「そんなことはできません、主よ。どうかお許しください」と何度も跪く低我のアルジュナですが、私も何度アルジュナになったことか。まあ私はそんな人間らしいアルジュナが好きですが。

 

 そう、今の人間にとって感情や欲望をコントロールすることはとても難儀で骨の折れることなのです。

 我々の身近でいい失敗例はスターウォーズ・エピソード13アナキン・スカイウォーカーです。彼はエピソード3のラストで絶望的な怒りや悲しみ、苦しみを経験することによって感情のコントロールを失い、魔界に堕ちてしまいました。彼は秘教的には物質的なすべてを失うことによってすべてを手にすることができる第四段階のイニシエーションを受けたのですが、彼はイニシエーションに失敗し、闇に堕ちてしまったのです。結果、ブラックマスターであるダース・ベイダーが誕生したわけです。

 

 私も似たような経験をしてきたのでアナキンの気持ちは痛いほどわかります。すべてを失い、涙も涸れはて、心が空っぽになり、闇がどんどん広がっていく感覚は筆舌につくしがたいものがあります。

 

 現在、人類は試されています。光の道を行くのか?もしくはアナキンのように感情と欲望の赴くままに闇に堕ちるのか?

 我々人類の一人でも多くの人が光の道を歩むことを心から祈ります。

 

 最後に私の大好きな曲、「ありのままに」をご紹介してお別れです。

 この曲は神の真理がとてもシンプルに説かれていて、心の琴線にとても響くものがあり、私は聞くたびにいつも感動して泣いてしまいます。こんないい曲がなぜ無名なのか、毎回疑問に感じてしまいます。

 

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